ハウスメーカーで建てる新築一戸建ての特徴

ハウスメーカーは、自社で生産設備を備えているため建材の大量生産が可能で、設備も大量に仕入れて費用を削減できるという特徴があります。建設される新築一戸建ては間取りや構造などが規格化されており、一定の品質を保つことができるのです。施工自体は地元の工務店などに依頼するのが通常ですが、規格化された建材を提供し管理をシステム化しています。ハウスメーカーに依頼すると、安い費用で高品質な住宅を建てることが可能です。

建材の大量生産や設備の大量仕入れ、施工管理のシステム化は家づくりの費用を大幅に減少でき、住宅の価格を抑えつつ一定の品質を維持できるというメリットがあります。規格化された住宅は竣工後の外観や間取り、費用などに違いがありません。依頼主は最初から引き渡し後の具体的な生活をイメージできます。

大量に規格化された建材を生産し設備を仕入れると、補修などが必要になった場合に素早く対応できるというメリットもあります。他の住宅で何らかの問題がある場合、依頼主の新築一戸建てにも対処方法が反映され、より品質を高めることができるのです。年数が経過するほどノウハウが蓄積されるので、後で問題が発生しても解決策が素早く見付かります。

ハウスメーカーには様々なものがあり、10年や30年などメンテナンスを含めた長期保証を行っているのが一般的です。
仮に、シロアリの駆除を10年目で1回行ったとすると、その後に追加駆除が必要になった場合には無料でメンテナンスを行ってもらえます。ハウスメーカーは全国規模で事業を展開している大企業なので、建物が完成した後も長期間にわたり手厚いサポートを受けることができるのです。

規格化されたハウスメーカーの住宅は、品質が均一でコストパフォーマンスが優れているのが特徴です。一方で、規格外のことを行う場合には費用と時間がかかるため、注意する必要があります。間取りを規格とは異なるものにしたい場合など、費用が高くなったり保証が受けられなかったりする可能性があるのです。
自由度の高い設計を希望する場合には、地域に密着した経営を行っている工務店に相談するとよいでしょう。

一般的に、ハウスメーカーは工務店よりも価格が高いというイメージを持たれがちです。ハウスメーカーは広告費や人件費などの経費がかかってしまいますが、必ずしも工務店より高くなるわけではありません。
確かにハウスメーカーは広告費などがかかりますが、上記の理由から価格を抑えることができます。品質が優れており、充実した保証も受けられるので、規格住宅と同じような家を建てたい場合にはハウスメーカーに相談するとよいでしょう。