ハウスメーカーで家を建てる時の流れ

ハウスメーカーで家を建てる時の流れとしては、まず住みたいエリアや建物の条件を決め、資金計画を立てましょう。
家族全員で希望の条件を出し合い、こだわりの間取りやデザインなどを決めたら、住宅展示場の見学やインターネットで情報収集を行います。住宅に関するイメージを膨らませて、土地の価格など譲れない条件を考慮しながら具体的なエリアを絞っていくのです。駅などへのアクセス性や商業施設、治安など周辺の環境や立地条件から希望のエリアを具体的にイメージするとよいでしょう。

家が完成した後の暮らしについて大まかなイメージができたら、購入予算を決めて資金計画を立てます。購入予算と返済プランは、用意できる自己資金の金額や現在の年収で利用可能な住宅ローンの総額、月々の返済可能金額などを考慮して決めていくようにしましょう。
資金計画を立てたら、希望の条件を満たす住宅を建てることができるハウスメーカーを選びます。住宅展示場で気になった会社や、居住地の近くでイメージに近い家を建てた会社などを候補にするのがおすすめです。候補となる施工会社が決まっていない場合には、不動産情報ポータルサイトのカタログを利用すると効率的に探すことができます。

ハウスメーカーは日本全国で事業を展開していることが多く、部材の仕入れや品質、施工管理などに安心感があります。
工務店は地域密着型の経営を行っており、細かい要望にも柔軟に対応することが可能です。
設計事務所は依頼主の希望を独自のアイデアで実現してくれます。品質や施工管理の安心感、充実した保証などを重視する場合は、ハウスメーカーを選ぶとよいでしょう。

家づくりを任せるハウスメーカーが決まったら、具体的な土地探しを依頼します。希望する建物の大まかなイメージをハウスメーカーに伝えておくと、実現可能な土地を一緒に探してくれますが、予算が限られているなどの理由で簡単には土地が見付からない可能性もあります。不動産会社のホームページなどを参考にしながら、自分でも土地を探すのが効率的な方法です。

土地が見付かったら、つなぎ融資と住宅ローンの事前審査を申し込みます。住宅ローンは基本的に建物が完成した後で融資が実行されるので、つなぎ融資が必要になるのです。
つなぎ融資で資金を調達したら、不動産会社やハウスメーカーと売買契約を締結します。土地の購入と同時に建物の具体的なプランニングに入り、見積り金額の確定後に建築請負契約を結ぶのです。

間取りや設備の詳細を決定したら住宅ローンの本審査を受け、建物の着工・引き渡しという流れになります。
家づくりは、子供の小学校入学などの入居したいタイミングに合わせて始めるのが効率的です。理想の住宅を建てるためにはハウスメーカーに任せきりにするのではなく、依頼主も積極的に土地選びやプランニングなどに参加するとよいでしょう。